映像作家
演出家
エッセイスト
多摩美術大学名誉教授
萩原 朔美HAGIWARA, Sakumi
アートだるま展示マイタウン白河 ギャラリー
1946年11月14日東京生まれ。映像作家、エッセイスト。多摩美術大学名誉教授。金沢美術工芸大学客員教授。
母は小説家萩原葉子、母方の祖父は萩原朔太郎。
寺山修司主宰の演劇実験室・天井棧敷の立ち上げに参加し、1967年4月に旗揚げ公演となる『青森県のせむし男』で初舞台。その後、丸山明宏(三輪明宏)との共演作『毛皮のマリー』での美少年役が大きな話題を集める。俳優活動の後、1968年『新宿のユリシーズ』にて演出を担当し、以降同劇団の演出家を務めるようになり、代表作に『書を捨てよ町へ出よう』『時代はサーカスの象にのって』などがある。演劇実験室・天井棧敷在団中から映像制作を開始し、退団後も、時間や記憶をテーマにした映像作品を制作。榎本了壱、山崎博、安藤紘平らとともに実験映画作品を精力的に制作、世界各地で上映会が開催される。1973年8月アメリカ国務省の招聘により渡米し、帰国後、アメリカ文化センターでビデオアートの現在について講演、1975年に株式会社エンジンルームを設立して、代表取締役に就任。雑誌『ビックリハウス』をパルコ出版より創刊し、初代編集長を務める。パルコ文化、渋谷系サブカルチャーといった文化を生み出し、牽引する。著書に『「演劇実験室・天井棧敷」の人々』(2000年)『毎日が冒険』(2002年)『死んだら何を書いてもいいわ』(2008年)『劇的な人生こそ真実』(2010年)他多数。2021年、世田谷美術館に、版画、写真、本のオブジェ130点が収蔵された。2016年4月より前橋文学館館長。2022年4月よりアーツ前橋アドバイザー。
- 1976
- 「東京国際版画ビエンナーレ」/国立近代美術館
長岡現代美術館賞受賞
- 1979
- 「リュブリアナ国際版画ビエンナーレ」/ユーゴスラビア
- 1981
- 「世界の現代版画25年展」/東京都立美術館
- 1985
- 「アーティストブック展」/フジテレビギャラリー
- 1990
- 「静物展」/静岡県立美術館
- 1995
- 「現代美術の流れ」/東京都現代美術館
- 2005
- 「りんごの秘密」/広島美術館
- 2021
- 昨年、版画、写真、アーティストブック全ての作品が世田谷美術館に収蔵
- 2022
- 「写真展」/ブリリアアートギャラリー