陶造形作家
伊藤 公象ITO, Kosho
《「襞のある光景」(ドローイング)》No1
《「襞のある光景」(ドローイング)》No2
《「襞のある光景」(ドローイング)》No3
《「襞にある光景」(ドローイング)》No4
アートだるま展示マイタウン白河 ギャラリー
1932年金沢市出身。
1972年笠間市に伊藤知香と「桑土舎工房・現伊藤アトリエ」設立。
「襞」の概念を基に土、陶磁土で有機性と襞の概念を探り、国内外の美術館、ギャラリーなど多数の個展、グループ展で作品を発表する。
「多軟面体」「褶曲」「起土」「焼凍土」「木の肉・土の刃」「アルミナのエロス(生成)」などシリーズで発表。
©️horieyuko
「北関東美術展」(大賞)、「インド・トリエンナーレ」(ゴールドメダル受賞)、「ヴェネチア・ビエンナーレ」などに出品。
富山県立近代美術館、英国立テート・セント・アイヴス館、入善町発電所美術館、茨城県陶芸美術館、東京都現代美術館で個展。
女子美術大学同大学院教授、金沢美術工芸大学大学院専任教授を経て、現在同大学名誉客員教授。
なお、福島県での作品発表は以下がある。
2009年「岡本太郎の博物館・はじめる視点~博物館から覚醒するアーティストたち~」に出品。
2009年「風と土の芸術祭」(福島県会津美里町)に伊藤知香とともに参加出品。
2010年「会津漆の芸術祭」(福島県立博物館主催)喜多方市の大和酒造の「蔵」に紙と漆による襞のインスタレーションを発表する(現地漆の作家の協力による)
2010年「福島現代美術ビエンナーレ(福島県文化センター)福島大学芸術による地域創造研究所などの企画、主催。
2016年福島ビエンナーレ「重陽の芸術祭」に参加出品。他に、伊藤知香とともに、会津本郷での作品発表歴もある。
主な近、現代の展覧会における作品発表暦
- 1977
- 北関東美術展・大賞受賞(栃木県立美術館)
- 1978
- インド・トリエンナーレ国際美術展・ゴールドメダル受賞(ニューデリー)
- 1984
- ヴェネチア・ビエンナーレの国際美術展に日本代表出品(ヴェネチア)
- 1990
- 現代の土展(東京都美術館)
- 1991
- セブンアーチシツ・今日の日本の美術展(アメリカ、メキシコ・日本巡回)
- 1996
- 「土の地平・伊藤公象展」(富山県立近代美術館)
- 1998
- 「アート・生体系」(宇都宮美術館)
- 1999
- 「森に生きるかたち」展(彫刻の森美術館30周年記念)
- 2001
- 現代陶芸の精鋭展」(茨城県陶芸美術館)
- 2002
- 「12人の挑戦展」ヴェネチア・ビエンナーレ茨城県関係作家(水戸芸術館)
「VIRS 伊藤公象展(英国立テートギャラリー・セント・アイヴス館)
- 2005
- 現代日本彫刻展(宇部市野外彫刻美術館)
- 2006
- 「陶磁・日本の伝統と前衛」特別企画展(フランス国立セーブル陶磁器美術館)
- 2008
- 土—大地のちから展(群馬県立館林美術館)
- 2009
- 「白い襞」展・金沢美術工芸大学退職記念(伊藤公象研究室)
伊藤公象展 ( WORKS1974-2009)茨城県陶芸美術館、東京都現代美術館巡回
- 2010
- 「会津漆の芸術祭」(福島県立博物館)喜多方市大和川酒造「蔵」にインスタレーション
福島現代美術ビエンナーレ(福島県文化センター)・福島大学 芸術による地域創造研究所企画・主催
- 2011
- 「JEWEL・土の襞」伊藤公象展(金沢美術工芸大学ギャラリー)
「地表の襞」伊藤公象展(入善町下山芸術の森発電所美術館)
- 2013
- 「JEWELとErosの融解」展(伊藤公象新作展・(伊藤アトリエ・ギャラリー)
- 2015
- 「1974−戦後日本美術の転換点」群馬県立近代美術館開館40周年記念展
「コレクション・ビカミング」展(東京都現代美術館)
「ITO FUNGHI(菌類仮象)」FORUM ART SHOPエキジビション・スペース(東京)
- 2016
- 伊藤公象・伊藤遠平2人展(ギャラリー桜林)・常陸国出雲大社内
KENPOKU ART 2016茨城県北芸術祭に参加出品、高萩市「穂積家住宅」の庭にブルーパールのインスタレーション
富山県立近代美術館閉館記念展「MOVING!ミュージアムが「動く」6.800ピースの作品を再展示
- 2017
- 伊藤公象・伊藤遠平2人展(A&Dギャラリー)・六本木ヒルズ・アート&デザインストア内
- 2018
- 新潟市「水と土の芸術祭」に「地表の襞eros&thanatosuの迫間」(インスタレーション)を展開させた。
- 2019
- 伊藤公象・伊藤知香に人展(伊藤アトリエ内・展示スペース)
ARTS ISOZAKI (水戸)において「白い紙襞」「凍土結晶文様」「多軟面体」の写真を紙にプリントした造形によるインスタレーションを発表。また、屋上にブルーパールを密集させたインスタレーションを展開。
- 2021
- ARTS IZOZAKI 個展「ソラリスの海《回帰記憶》のなかで」
- 2022
- 「ときの忘れもの」個展(伊藤公象作品集刊行記念)
主なパブリックコレクション
インド国立美術館、フランス国立セーブル陶磁器美術館、日本国際交流基金、東京都現代美術館、宇都宮美術館、金沢美術工芸大学、栃木県立美術館、いわき市美術館、広島市現代美術館、世田谷美術館、茨城県陶芸美術館、茨城県合同庁舎、国立国際美術館、富山県立近代美術館、高松市美術館、山口県立美術館、岐阜県美術館、台北市立美術館、愛知県美術館、滋賀県立陶芸の森美術館、常陽藝文センター、女子美術大学、岐阜県美術館、茨城県窯業指導所(現、茨城県立陶芸大学)常陽藝文センター、FORUM ART SHOP、常陸国出雲大社。
◇他に「唐桶山の暑い夏の芸術祭」「涸沼・土の光景」「笠間芸術の森内・陶の杜」などのアートプロデュース。
海の砂ピンクに焼き、日本海や太平洋の海岸の波打ち際に撒く「雰囲気・化粧」「ジュエルの海」(大洗水族館)NHK「土曜美の朝」「焼き物探訪」などに出演。
その他、茨城県水戸合同庁舎、茨城県市町村会館、長岡市シティホール「アオーレ長岡」、常陽つくばビル、ホテル・ザ・ペニンシュラ東京、笠間市支所庁舎、大洗町庁舎などの建築造形やアートシーンも数多。
著書に「木の肉・土の刃」僕の陶造形ノート(学芸通信社)、「KOSHIO ITOH」博新堂美術出版、
伊藤公象作品集(ときの忘れもの社)、他に共著も多い。