版画家

フローレ・アヤ・カザリスFlore Aya, CAZALIS

風月の芸術祭in白河 書/千葉 清藍

版画家

フローレ・アヤ・カザリスFlore Aya, CAZALIS

Representative linocut of my work in engraving

2024年2〜3月にかけて、アーティスト・イン・レジデンスの様子。白河市にて。

私は白河市を代表するイメージのダルマから版画を制作しました。
この作品には、白河を代表するものとして、白河ダルマの他にも城も大きく描き加えています。そして狛犬や白河駅。背景には南湖公園と樹齢千年の松、他にも竹林、那須岳などの山々や阿武隈川などの自然も描かれています。
この作品は版画として6部印刷しました。
ここには多くの色が着彩されていますが、最初は白黒で制作し、後にこれらの印象的な場所に色彩をつけました。


白河ダルマに描いた作品は、自身の住むフランスのストラスブールの都市を裏に描いています。私たちの街では、たくさんのコウノトリを見ることができるので、上に描きました。
白河だるまの頭部、目周りにも小さなコウノトリがいます。そしてそれに対峙して鶴が描かれています。フランスと日本、コウノトリと鶴との出会いです。

ストラスブルグの街のあちこちで見つけられる、名物ファンデッシュ(塩味のかための名物のパン菓子)の形が、日本の平仮名の め というじに似ているので、 ダルマの目玉に、平仮名の め とファンデッシュの形とを重複させて、ひとつの言葉遊びのようにしてみました。ダルマの後ろには、ストラスブルグの街並みと、町のシンボルである大聖堂も描きました。

後ろ側は、ストラスブール市の街として素晴らしいシンボルの大聖堂を描きました。

アーティストのアートダルマを見る

アートだるま展示マイタウン白河 ギャラリー

だるまランド版画

Profile

本名 Flore Aya Cazalis(フローレ アヤ カザリス)

Biography

1986年生まれのフローレ・カザリスは、芸術家の家系に生まれた。
両親のアラン・カザリスと森英子(2011年に死去)は、ともに版画家であり、アーティストを職業としています。
このような芸術的な背景は、フローレの教育の選択に大きな影響を与えた。
文学のバカロレアを卒業後、グラフィックデザインを学ぶために ESAA DuperréでビジュアルコミュニケーションのBTSを、その後エコール・エスティエンヌで版画のDMAを取得しました。
エコール・エスティエンヌの版画コースは、版画への愛情の始まりであり、その後のパリ高等美術学校での学びを特徴づけるものでした。
2014年、パリのボザールを卒業したフローレは、ストラスブールへの移住を決意します。
グーテンベルクの街である!本のオブジェとあらゆる形態の印刷に魅了された彼女は、職人的な印刷出版社(Papier Gâchette)に出会い、ボランティアとなる。
彫刻家として働く傍ら、レストランでいくつかの仕事を経験した後、自分の技術に専念することを決意する。
その後、ストラスブールやアルザスのクリエイティブ・コミュニティに参加し、さまざまな展覧会や販売店で活躍するようになる。
Le Générateurの協会やオンライン販売(Etsyやその他のプラットフォーム)を通じて彫刻のビジネスを展開し、またいくつかの学校や芸術訓練センターで教えている。
彼女の版画は、彼女が育った日仏の世界にインスパイアされています。
主にリノカットで制作し、デッサンから印刷までの創作過程を楽しんでいる。
彼女にとって版画は、まだまだ探求すべきことがたくさんあるメディアなのです。

2009
Exposition collective “les graveurs font le mur” - Paris
2012
Exposition collective “Petit Grand” - Sucy-en-Brie
2013
Exposition personnelle - Vingt Vins d’Art - Paris
2012, 2014, 2016, 2018, 2019
Exposition collective - Galerie 43
2015
à ... Membre bénévole à la Maison d’édition et imprimerie associative Papier Gâchette, participation aux portes ouvertes - Strasbourg
2015
Exposition collective “Danse mort et veuves joyeuses” United dead artists - Nancy
2016, 2022
Central vapeur - Strasbourg
2017
Les Arts Rouges - exposition collective - Verdun
2018
Exposition collective sur le thème de la folie dansante de Strasbourg - Papier Gâchette - Strasbourg
2020
Exposition à la Kulture - Strasbourg
2018-2022
Exposante au marché OFF de Strasbourg
2020-2023
Exposante dans la boutique de l’Ecrin, du générateur, de Creative Vintage (Strasbourg) et à l’Artichaut (Mulhouse)
2022, 2023
Participation aux Journées de l’Estampe Contemporaine
2020, 2022, 2023
Participation aux ateliers ouverts de la CUS

Born in 1986, Flore Cazalis comes from a family of artists. Her parents Alain Cazalis and Eiko Mori (who died in 2011) are both printmakers and artists by profession. This artistic background had a profound effect on Flore’s educational choices.
After a Baccalauréat in literature, she took a BTS in Visual Communication at ESAA Duperré to learn graphic design, followed by a DMA in engraving at Ecole Estienne. The printmaking course at the Ecole Estienne was the beginning of her affection for printmaking and characterised the rest of her studies at the Fine Art School of Paris.
In 2014, after graduating from the Fine Arts School in Paris, Flore decided to move to Strasbourg. The city of Gutenberg! Attached to the book object and printing in all its forms, she discovered an artisanal printing and publishing house (Papier Gâchette) where she became a volunteer.
After several jobs in the restaurant trade alongside her work as an engraver, she decided to devote herself entirely to her craft. She then joined the Strasbourg and Alsace creative community, represented at various exhibitions and sales outlets.
She developed her engraving business through the association of Le Générateur and online sales (Etsy and other platforms), and also teaches in several schools and art training centers.
Her prints are inspired by the Franco-Japanese world in which she grew up. Working mainly with linocuts, she enjoys the creative process, from drawing to printing. For her, printmaking is a medium in which there is still so much to explore.

FUKUSHIMA BIENNALE2024

〔 福島県芸術祭参加行事 〕

〔 日本芸術文化振興基金 〕

〔 主催 〕
風月の芸術祭実行委員会

〔 共催 〕
白河市/白河市教育委員会/国立大学法人 福島大学 芸術による地域創造研究所

〔 後援 〕
福島県/福島県教育委員会/福島民報社/福島民友新聞社/朝日新聞福島総局/毎日新聞福島支局/読売新聞東京本社福島支局/河北新報社/福島リビング新聞社/NHK福島放送局/福島テレビ/福島中央テレビ/福島放送/テレビユー福島/ラジオ福島/ふくしまFM/白河文化交流館コミネス指定管理者NPO法人カルチャーネットワーク

〔 協力 〕
NPO法人しらかわ歴史のまちづくりフォーラム/白河商工会議所/白河商工会議所青年部/公益財団法人白河観光物産協会/公益社団法人白河青年会議所/NPO法人カルチャーネットワーク/南湖共栄会/本町町内会/中町町内会/天神町町内会/一般社団法人未来の準備室/ダルライザープランニング/白河市文化団体連合会/株式会社楽市/白河だるま総本舗渡辺だるま店/佐川だるま製造所/大堀相馬焼錨屋窯/福島カラー印刷株式会社/株式会社ベネフィック/おしだアート工房/有限会社池田工芸/しらかわ語りの会/白河高校/白河第二高校/白河旭高校/白河中央中/白河第二中/伊藤アトリエ/東京国立博物館/京都芸術大学ウルトラファクトリー/O美術館/東京藝術大学/女子美術大学/武蔵野美術大学/多摩美術大学/会津大学/郡山女子大学/明星大学/福島学院大学/雲南大学/前橋文学館/株式会社風土/I.TOON/大竹京創作教室/株式会社想いを創る/NPOアーツプロジェクト/童心社/小峰書店/汐文社/赤城修司/樫村俊智/鈴木秀治/西山由芙/野村屋/やんたがわチルコーヒー/NPO法人子育て環境を考える虹の会/白河市社会福祉協議会避難者支援団体男遊クラブ・優女クラブ/福島県文化財センター白河館まほろん/史跡名勝南湖公園100周年事業実行委員会/大七酒造株式会社/デザインディレクター馬場立治

〔 助成 〕
令和6年度福島県地域創生総合支援事業/令和6年度白河市風月の芸術祭開催事業/令和6年度芸術文化振興基金助成金事業

〔 お問い合わせ 〕
風月の芸術祭実行委員会 sirakawa2020art * gmail.com

※「*」を「@」に置き換えて送信ください。

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